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正解は本文にあり!

2021年07月24日

いつも有難うございます。
エースセミナーの福永です。

 

小学生や中学生の皆さんが学んでいる「国語」という科目で扱われる文章には、大きく分けて2種類あります。
「文学的文章」と「説明的文章」です。
文学的文章には「小説」と「随筆」があります。
また説明的文章には「説明文」と「論説文」があります。
「筆者の言いたいこと」をどのような形で表現するのかによって、書かれる文章の形が異なってくるわけです。

 

小学生の皆さんの多くは、触れる機会が少ないために「説明的文章」に対するハードルがちょっと高いみたいです。
かろうじて小説(と言うより「ものがたり」)なら何とか読めるかな、といった生徒も多いです。
そんな生徒は「アニメや漫画、ゲームのノベライズ版」でも「ラノベ」でも良いので、読む機会が少しでも増えれば良いのですが。
また、スポーツ選手や芸能関係の人が書いた「エッセイ」なんかも入り易いです。
本に限らず、SNSなんかも有りではないかと思います。
どのような形であれ、「文章」に触れる機会を増やすところから始めると良いのではないでしょうか。

 

でも、「文章に触れさえすれば国語の成績が伸びる」というわけでもなさそうです。
それぞれの文章には、それぞれに「読み取るべきポイント・目の付け所」というものがあるからです。
当然、小説には小説の「目の付け所」があります。
ただ闇雲に読んで、「面白かった」で終わっていたのでは、少なくとも「勉強」にはならないんですね。

 

小説を扱った問題の中には「この時の登場人物の気持ちとして最も適切なものを次のア~エの中から一つ選べ」といった問題が出されることがあります。
「登場人物の気持ちなんか分かるわけねーじゃん」と言ってくれる生徒も少なからずいます。
「人の気持ちを推し量る」のは「道徳」の時間に扱う内容です。
「国語」は、「推し量る」ことはしません。
「本文に書いてあることがらを読む」だけです。
件の生徒は、「道徳」と「国語」の区別がついていないんですね。
選択肢の中から「本文に書かれている内容に、何も足してないし何も引いてない」ものを選ぶだけなんです。
必ず「正解」があります。
見つければ良いだけです。
でも、本文をろくに読みもせず、そのくせ選択肢だけはちゃんと読んで、そこから思考をスタートさせる生徒は、「こうとも言えるんでねぇ」とか「これも有りなんじゃねぇ」とか言って、まんまと出題者の思うつぼにハマってしまうんですね。
選択肢って、初めに「正解」が存在していて、後から「余計なものを付け足し」たり、「意図的に言葉をカットし」たり、「意味不明の言葉を並べ」たりして作り上げるんです。
それも「本文で使われている言葉を用いて、あたかも正解であるかのように偽装されている」わけですから、面白いほど間違えてしまいます。
それから「意味不明」の文章を選んでしまう生徒が相当数いるということには本当に背筋が凍ってしまいます。
これって「詐欺師」の常套手段なんですけど…。
間違えた(「騙された」と言った方が良いのかも知れませんね)当の本人は、自分が選んだ(選ばされた?)選択肢の何が違うのか、正解が何故「正解」なのか解説をいくら読んでも全く理解できないことがほとんどです。
最初の段階で道を踏み外しているわけですから仕方ないことなのかも知れませんが…。
でもやっぱり、ちょっと悲しいです。
それもこれも「まず本文から思考をスタート」しないことが原因です。
「めんどくせぇ」なんて言っている場合じゃありません。
まず「本文を読む」ところから取り組むことが必要です。
あくまでも「正解は本文にあり!」なんです。
繰り返しますね。
本文から離れて勝手に「推し量る」んじゃありません。
「本文に書かれている内容に、何も足してないし何も引いてない」ものを見つければ良いだけのことです。
なのでしっかりポイント押さえた練習をきちんと積み重ねれば、「選択問題なんぞ百発百中だぜぃ!!」と言えるようになることは、どんな生徒にとっても可能なことなんです。

 

みたいな話を、この夏、生徒の皆さんに話させていただいております。
オリンピックでは、いろんな種目で熱い戦いが繰り広げられています。
生徒の皆さんも、勉強でとことんまで自分自身と熱く熱く戦ってもらいたいです。
涼しさを感じられるようになる頃には、きっとたくさんのチカラを身につけていることと思います。

 

お陰様で私福永も野澤も元気です(本日の検温結果=福永35、6℃、野澤36、5℃でした)。

 

生徒の皆さんと保護者の皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
今週も無事に終えることができました。
来週もよろしくお願いいたします。

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